釜石ローカルベンチャー 福田学【事業テーマ:観光×サイクリング(交通)】

福田学

PROFILE

福田 学 / Gaku Fukuda
 
「さんクル(三陸×サイクル)Kamaishi」として、三陸の豊かな自然環境や魅力的な食・文化等を体験できる観光ガイドツアー付きのサイクリング事業を展開。

 

MEMBER'S VOICE

応募したきっかけを教えてください

 母の地元でもあり震災で被災した岩手の復興に貢献したいという想いを持つ中で、自分自身の新しい生き方にも挑戦したいと考え、よそ者を広く受け入れる気質があるオープンシティである釜石市において、新たな事業やサービス展開ができると思い応募しました。
 自然の景観やスポーツ、地域ならではの体験を一緒に楽しむことができるサイクリングコースを設けるなど、釜石の魅力をまるごと体感できる新たな観光事業を展開したいです。

現在の活動について、教えてください

 全国的にサイクリング事業は数多く実施されていますが、いずれもガイドツアーと地域体験コンテンツを組み合わせた事業が少ないことから、釜石からモデル事例を創出していきたいと考えています。
 まだまだ釜石の魅力を把握しきれていないので、引き続き、地域に入り込み、多くの方と繋がりながら、自分自身の夢を実現していきたいです。

今後の目標を教えてください

 事業に必要な自転車等を手配するなど、テスト運用に向けた準備を整え、来年度までにはガイドを含めたサイクリングサービスの実証事業を展開したいと考えています。
 将来的には、企業などのパートナーと連携しながら、観光コンテンツとして商品化し、釜石を超えて、三陸地域で広く事業展開できる体制を整えていきたいです。

 

福田学

 

STORY

東京生まれの福田さんですが、母が岩手県一関市の出身。東日本大震災をきっかけに、第2の故郷で「自分ができることはないか」と考えたことから岩手との関わりが始まりました。

 

「東京で生まれ育ったので、田舎と呼べるところが岩手しかありません。当時は企業に属していたため、長期間のボランティア活動ができない状況でした。すごく心残りになっていて、自分にできることは何だろうと考えるようになりましたね」(福田さん)

 

岩手で自分の生き方を見つけたいと思い、2016年から岩手に関するセミナーやイベントに参加したことがきっかけで、人のご縁で釜石への移住が決まったといいます。母の故郷である一関市ではなく、釜石を選んだ大きな決め手は「夕陽」でした。

 

福田さんは当時の様子を「リアス式海岸の半島から見えた夕陽が非常にきれいで、こういう場所で自分が何かをやりたいという思いが強くなりました。独特の地形で、あれだけの広い面積を持っているのは日本でも東北の沿岸部だけです。この風景をより多くの人に見てもらいたかったので、自転車を用いたガイドツアーを考えました」と語ります。

 

福田さんはこれまで、転職もしつつ印刷業に携わってきました。釜石では印刷業で培った専門的なスキルを生かしつつ、観光に関わる事業を進めていきたいそうです。自転車を用いたガイドツアーだけでなく、経験がある飲食店舗も作りたいとのこと。岩手県は地域によって郷土食が違うため、その多様性を生かしたカフェの実現などを目指します。